つづく習慣

防災士のかばんは、いつものかばん。中に混ざっている7つの備え

通勤の電車が止まった。出先で、急に冷えてきた。そんなとき、いつものかばんに小さな備えが入っていたら、「あ、入れておいてよかった」と思えるはずです。SOUBI FOOD を監修している防災士に、ふだんのかばんの中を見せてもらいました。

明るい木のテーブルに置いた生成りのトートバッグ。ハンカチとめがねケースが入っていて、手が黄色のポーチを入れようとしている。持ち手の付け根には小さな銀色の笛。
写真はイメージです

防災用のポーチは、入っていない

防災士のかばんと聞くと、専用のポーチがどんと入っているところを思い浮かべるかもしれません。でも、見せてもらったのは、通勤やちょっとしたお出かけに持っていく、いつものかばんでした。

選ぶときの基準は、ひとつだけ。「普段のかばんに入っていて、かさばらないこと」。小さくて、軽くて、できれば見た目が好きなもの、だそうです。

かばんに混ざっていた7つ

  • 防災用ウェットティッシュ:水が使えない場面のためのもの。でも、ふだんの手拭きにもそのまま使っています。
  • ホイッスル:小さくて、かばんやネックストラップに付けていても目立たない形。
  • ミニ懐中電灯:指くらいの大きさ。停電したときに、スマホの電池を残しておけます。
  • アルミシート:たたむと手のひらサイズ。広げると、上着の代わりになります。
  • 携帯トイレ:ポーチの隅に収まる小さなもの。入れっぱなしにしておけます。
  • めがね:断水すると、コンタクトレンズは洗えません。だから、予備のめがねを1本。
  • 生理用品:もしものとき、手に入りにくいもののひとつ。小さな子どもやお年寄りが毎日使っているものも、同じです。

並べてみると、めがねや生理用品のように、毎日のための持ち物が、そのまま備えを兼ねていました。

ほかに、絆創膏とエネルギーバーも入っているそうです。かばんの中の食べものも、家の棚の缶と同じ。食べたら、また1つ入れておく。それだけで、備えが続きます。

持ち出し袋は、クローゼットの奥で待っている

家の非常用の持ち出し袋は、詰めた日がいちばん意識が高くて、そのあとはクローゼットの奥で出番を待ったままになりがちです。もちろん、出番が来ないのがいちばんです。

でも、もしものときに家にいるとは限りません。通勤の途中も、買い物の途中も、旅先でも。だからといって、いつも非常時のことを考えて暮らすのは、むずかしいものです。

いつものかばんに混ざっている備えなら、忘れたころにも、そこにあります。備えを続けるこつは、性能よりも、日常の延長にあるかどうか。わたしたちは、そう考えています。

全部そろっていなくても大丈夫です。かばんに入っている分だけ、もう備えになっています。

監修:防災士 依田采音
文:SOUBI FOOD(合同会社CONEN)

#かばんの中身#持ち歩く備え#携帯トイレ

つづく習慣の記事

贈る・買う